ライフシントロピーに関する解説一覧です。

欠乏から自己実現へ(欲求の階層)

欠乏から自己実現へ(欲求の階層)

新しいことを学ぶことは、あなたに
新しい豊かさが流れ込むことと同じです。

途中でわからない所が出て来ても大丈夫。
最後にはすべてが繋がります。

これはすべてプロセスなのです。

アブラハム・マズロー(Abraham Harold Maslow)は
人が幸せに人間らしく生きるための心理学
「人間性の心理学」の創始者です。

「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」
そう主張していた彼の、理論が欲求の5段階説です。

私たちは、心が穏やかになると
日常まで穏やかになるし、
そういう時にこそ、自分らしい人生を生きている
感覚が訪れます。

心が穏やかではない時は、自分らしい人生を
送りたいと思うより先に
この苦痛から逃れたい、不足している自分を
補いたいと思います。

マズローの考えはこうです。

私たちはまず、命を維持するための
基本的な欲求「生存欲求」を満たす必要がある。

その「生存欲求」が充分に満たされることで・・・
次の段階の欲求である「安全欲求」が現れる。

「安全欲求」とは、
健康でいたい、良い暮らしをしたい、恐い思いをしたくない
などです。

子供を想像してもらったら解りますが
恐い夢、吠える犬など、恐いものに出会うと
母親に助けを求めにいきますね。

「安全でいたいよ〜、守って欲しい」
ということです。

大人であれば、生活の基本的な保証を求める気持ちも
該当しますね。

新しい仕事にチャレンジはしたいけど、
本当にそれで食べていけるのだろうか?という
不安は、「安全欲求」の現れでもあります。

それが充分に満たされると
また次の欲求が現れるとされます。

次は「社会的欲求」です。
暖かな人間関係や絆を感じていたいという気持ちです。

命に関わる危険や、恐怖の中にいるような
「生存欲求」や「安全欲求」が保証されていない時に

「暖かな人間関係が欲しいなあ」とは思えなかったのに
充分に生命が保証されていて、安全な暮らしが
確保できてくるに連れて、

人との繋がりや、暖かみが欲しくなるものです。

さらに続いて・・・

人との繋がりや、暖かみに満足するにつれて
「承認の欲求」が現れてきます。

「承認の欲求」には2種類があると
されていますので、ここでは簡単に紹介します。

一つ目は、もっと自分に注目を集めたい
もっと認められる地位につきたいというもの。

二つ目は、自己を尊重し、信頼する心。
人への配慮や信頼と同じように
自分自身のことも大切にすることです。

さあ、そして最後に現れてくるのが
自己実現の欲求です。

自分の個性や能力を最大限に発揮したい
という気持ちのことです。

いくら快適な生活を保証されていても
自分らしさを追求して次のステップへと
進みたくなることが、私たちにはあります。

そして、あることをやっているだけで
(それが何かは人によって違いますが)
楽しくて、豊かになれる気持ちがもてる。

その時も私たちは
自己を実現している、表現している
状態だと私は考えています。

これが自己実現です。

整理すると、
次の表のようになります。

下から四段階目まで(赤文字部分)を欠乏欲求と
呼ぶこともあります。

では、これらの欠乏が満たされる時に
あなたにはどんな自己実現欲求の姿が現れるのでしょう。
自己実現欲求を探る思考実験
ここまでは、よろしいでしょうか?

さて、ここからあなたと一緒に
マズローの欲求の5段階に従い、
自己実現の欲求を探ってみましょう。

これは思考実験です。

思考実験とは、実際にそうなったと仮定して
そのとき自分がどのような考えや感情に至るのかを
イメージの中でシミュレーションすることを言います。

次の質問に答えてみて下さい。

ある日、あなたの元に大富豪である
ビルゲイツが現れて、あなたにこう言いました。

「あなたが幸せになるために必要なお金と
 環境を必要なだけ、受けとって下さい。」

さて、あなたが幸せになるために
必要なものや、環境は何でしょうね?

そしてそれを充分に満たすことができた時
あなたは次に何を望むのでしょうか?

物質的なものはすべて満たされたあなた望むのは
おそらく精神的なもの、気持ちの満足感でしょう。

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